許せん! 振込めサギ
2009年 06月 04日
なんと身内に被害が出そうになりました。
ウチの親が・・・
щ(゚д゚щ)
幸い、振り込むところまで話が進まなかったため、金銭的被害はZeroでした。
しかし、両親とも完璧に騙されていました。
手口はこんな感じ。
(騙された本人から聞いた話なんですが、騙されているからか(?)辻褄が合わないです。
①.携帯の番号が変わったと、TELしてくる。
”声が違うのは、風邪ひいているから”だと。
- ここが成りすましの第1歩。
そして「大事な話がある」と話を持ちかけるが、真相には触れず電話を切る。
- 前フリしてTELを切ることで、親を心配させる。
このTELだけで、ウチの親は”ニセ息子”を”ホンモノの息子”と信じ込み、アドレス帳を
全部書き換えたそうです。
②.翌日、「病気で会社は休んでいる」と再度連絡。
ここで、なぜか弁護士登場
「ただし、息子さんは100万をすでに返済したので残り200万円を支払って欲しい。」
なんて言ってくるそうです。
ベタ過ぎる!!!!!
TVでいっぱいやってんじゃん、こんなの!!!
しかし、このTELをあっさり信じこむ親。
前日からの”揺さぶり”が作戦なんですね。
しかも300万→200万の2段階要求です。
そしてこの間、親は”ニセ息子”の携帯に電話を何度も掛け続けていたそうですが、ニセ息子は
TELに出ません。
出たら芝居がバレるからでしょう。
ウチの親は、ホントにぶっ倒れていると思っていたそうです。 あちゃ~~~。
”ホンモノの息子”である私は、その頃普通に仕事してました。
そして話は具体的な”振り込み方法”まで進んだところで、不信に思った父親。
電話してきた弁護士の名前が、弁護士会名簿に登録されてないことに気づきます。
ъ(゚Д゚)グッジョブ!!
ここで、”ホンモノの息子”である自分の携帯にTEL。
親からすれば”変更前のTEL番号”です。
父:「オマエ会社休んでるんじゃないの?」
私:「仕事だけど?(゚Д゚ )」
父:「借金があるとか、弁護士が・・・」
私:「それ 220%振り込め詐欺じゃねぇかよ ( ゚Д゚)」
ということで、今までの話が全てウソであることが発覚。
金銭的被害は発生しませんでした。
父親のTELの向こうでは、母親は弁護士(もちろんニセモノですよ)とTELで
話している最中でした・・。
手口的には、TVでいっぱいやってるメチャクチャべたな路線です。
誰が騙されるんだこんなの?と、笑ってしまいます。
しかし実際は、このザマです。
ウチの親 「こんなTEL、一蹴してくれる」 と豪語してましたが、完璧に騙されていますから。
しかも私と親は、前日に会ってます。
面と向かって話しているのに「風邪引いた」で、声が違うこともどこかふっ飛んでしまうのです。
さらに数十年親をやってるのに、喋り方のテンポやアクセントの違うことに、気づくことが出来ないのです。
金銭的には被害ゼロですが、これは被害が有ったも同然です。
TEL番号変わったの一言で、何故あっさりと引きずり込まれてしまうのでしょうね。
変わったというなら
・変更前のTEL番号を聞きだす
・E-Mailを聞き出す
・すぐさま変更前の番号にTELする-繋がるハズです。
・職場に確認TELを入れる(たとえ病気だと言っても、ウソだったら本人は出社しています)
そして、最後。これは一番大切なコト。
自分の家族がカネを無心するような人間ではないと 家族を信じることです。
アナタの家族は、そんな人間でしたか?
だいたい「足りない分は親にだしてもらえ」 っていう弁護士、いるか?
ヤクザ以外なんでもないだろ?
あ~ 許せん 振り込詐欺犯。