VOLVO V40に試乗
2013年 03月 03日
V40は、ぶい・ふぉーてぃと読むそうで、"よんまる"とか"よんじゅう"ではないそうです。
この新型VOLVO V40は、なんと発売から一週間で、1000台も受注があったそうです。
ディーラー営業の話だと年間目標が5000台ということなので、こりゃ相当なものです。
人気の秘密は、269万から選べる価格設定や様々な安全装備とかいろいろあるだろうけど
やっぱりこのスタイリングじゃないでしょうか!?
個人的には、試乗してみたいな!っておもったきっかけはこのスタイリングです。
この手のスタイリングの車は、VWシロッコやLEXUS CTや新型メルセデスA Classなんかが思い浮かびます。
クーペスタイルの5ドアハッチバック(?)って感じのデザインで、ルーフの形が綺麗にデザインされていますよね。
ただリヤビューはどうなの?って感じがしますが・・・・(;´▽`A`
それと、テールランプは日産JUKEに似ている(フェアレディZ34に似ている?)感じで
ちょっとカッコ悪いかなぁって思います。
それでも、自分みたいにVOLVOを知らない人・・・・VOLVOといえば
固そう
重そう
「これ、VOLVOの車!?(゚Д゚〓゚Д゚)」って思うくらい、流麗なスタイリングだと思います。
ヘッドライトやバンパーにLEDのポジションランプとかが埋まってたりしないのが
ちょっと地味な感じがするけど、それもVOLVOらしさなんでしょうか?
日本以外のV40は、LED Day Running Lights £345 (Fully Fitted)というものが装着できるらしい。
内装も質感高し!って感じです。
単なるファブリックですが、上級グレードと形などは変わらないので特に気にするところでは
無いと思います。試乗車は上級グレード(309万/V40 T4 SE)だったけど、シートは大きくて
厚みもあって、ゆったり座れる感じがしました。
インパネは特に派手な装飾もなく・・・断崖絶壁な形状になってます。
V40 T4 SEの場合は、ここにオプションでNAVIを表示することができるそうです。
標準グレードでは装着することはできません・・・が、最近はスマートフォンやポータブルナビが流行っているので
”ナビレス”で注文する人も少なくないとか。
インパネで面白いのは、メーター。たぶんV40の特徴の一つだとおもうけど、フル液晶表示なのです。
それは全部液晶に表示された物で、実際には針はありません。
この液晶、反応がイイ物を使っているみたいで残像が残るようなことはなく、本当にアナログの針が
動いているように見えました。
表示は、3種類から選ぶことが出来るんだけどやっぱりタコメータが表示されるモードがしっくりきますね (*´∇`*)
それでは実際に試乗です。
これが初VOLVO車です!
ちなみに、試乗車はV40 T4 SEにLeather Package、Navigation Pakage、Saafety Packageと
パノラマ・ガラスルーフ、さらに外装にオプションタップリ装備車でした。
でも、T4もT40 SEもエンジンや基本的な部分は全部一緒。
選択できるオプションの種類と、見た目以外は同じなので、走りに関しては差は無いはずです。
タイヤのサイズは違うけど、そういう差はきっと評論家にしかわからないでしょう~♪
エンジン・オン。
コンソールのスロットに、キーユニット(小さい箱みたいの)を差し込んで、スタートボタンを押して
エンジンスタートです。最近はみんなこんな感じですね。
アイドリングは・・・・一切音がしません。
振動も・・・・ほんの少しハンドルから感じるけど、気になりません。
その場で、2000rpm位rまで回してみるけどエグゾーストノートは聞こ得ません。エンジンは影武者状態。
路上に出ると、営業さんが 「アクセル踏んでも結構ですよ!」 と言ってくれたので
ベタ踏み!
すると、結構な加速をします!
すげぇ加速ではないけど、十分加速感を楽しめる加速をしてくれます。
しかもその時のエンジンは「フォォオオオオ~~ン」となかなかのサウンドです。
迫力のあるサウンドでないけど、気持ちよくぐ~~~んと回ってくれます。
スペック的には1600cc 180馬力/24.5kgmと「すごい」わけではありませんが、1600rpmから5000rpmで
最大トルクを出すフラットトルク型のエンジンで、1430kgのそんなに軽くない車体を引っ張るには
十分の性能のようです。
このエンジンだけでも、V40・・ていうかVOLVOのイメージもガラリと変わりました。
「やるじゃん! (*'∀艸)」みたいな。
ミッションの反応も早くて、VW POLOのDSGなんかと変わらない感じでとても賢く
シフトチェンジをしてくれます。
燃費を優先しているらしくて、結構低回転でがんがんシフトアップします。
1600rpmで最大トルクが出るから、回さなくてもいいのかもしれませんね。
クリープもちゃんとあって、普通のATみたいです。
超・低速領域でもギクシャクした感じは無くて、これまたイイじゃん!
スポーツモードも備わっていて、マニュアルシフトすることもできます。
これで、回転を引っ張ることもできるのでエンジンの音を聞きたかったらマニュアルシフト状態にして
遊べると思います。
オプションのパノラマ・ガラスルーフですが・・・結構後ろについてます。
どちらかというと、後ろの席の人用みたいです。
運転する人からすると、ちょっと残念かなー。
安全装備ですが・・。
とにかくいろーんな危険回避装備が死ぬほどついてます。
スバルのアイサイトみたいな機能もあるんだけど、スバルのように駐車場でのデモは
やってくれないそうです。
営業さん曰く 「デモはしないように」 と本社からお達しがあるそうです。
「精度が高すぎて、ダミーの物体では作動できないから」というのが、その理由だそうです。
よくわからない理由ですが・・・・(-_-;)。
安全装備をウリにしているものの、あまり頼ってはほしくないということなんでしょうか?
VOLVOのプロモーションビデオなどでは、飛び出してきた人の寸前で止まる・・・・という
紹介があったりして、あれが本当なら相当すごいです。
営業さんに「こんな時は動く?」と聞くとどれも「分からない」という答えばかりでした。
スバル・アイサイトとは、売り方が大分違うなぁって思いました。
試乗中体感できた機能は、RSIという、道路の標識なんかを読み取って制限速度を
メーター内に表示する機能。
知らぬ間に読み取っていて、メーター内に表示されてました。
正確かどうかは・・・・・そういえば、免許取って以来そんなに制限速度を見て走ってないので
解りません(笑)。
たいてい、40km。幹線道路では、60km、ですよね。
こんないい加減なドライバーには、ちょうどいい機能かもしれません。
覆面パトカーに追い回されたり、ネズミ取り対策にちょうどいいかもしれませんよ!?
それと、(これは機能の名前が解りませんが)車間が詰まってるとフロントウィンドウの
下の部分が赤く点灯します。
きちんと速度差を見て、警告を出しているそうなんですがこれが結構敏感で
「この車間だったら、平気だろ?」っていう距離&車速でも結構警告が出てました。
10~15分位の試乗だったけど、VOLVOのイメージがガラっと変わりました。
一つは、スタイリングです。
ボルボといえば、カクカク四角 と思いきや、このスタイリング。
もう一つは、エンジン。
思いのほか、よかったです!爆発的なパワーとかではなくスムーズに回ってくれるところが
よかったです。それに組み合わさるミッションも、不満なし!
いい意味でガッツリと期待を裏切れました。
そしてこの内容の車が、269万~。
若いサラリーマンでも、無理なく買える価格だと思います!!。
これは、超お買い得!!!
こりゃいい!
と、営業さんから「V40 R-Designというさらに上級グレードがあるんですよ。日本にも来ますよ!」なんて
教えてくれました。
そんなわけで、海外のサイトを覗いて見ました・・・・・。
V40 R-Design
エンジンは、5気筒、254psだそうです。
国内のサイトでは最高出力は213ps/6,000rpm、最大トルクは30.6Kgm/2,700-5,000rpmを発生と
なっているので、いろいろと違うようですね・・・。
なんで、馬力がダウンしてるんだろう?
価格は、399万円それでもまだまだ
お買い得な方ではないかと思います。
でも、ATのみなんですよね・・。
ミッションの性能はすごくいいと思うけど、スポーツモデルというなら
やっぱり、MTで走らせてみたいです。
日本導入されているT4は、海外では"The T4 is available with a six-speed manual gearbox or a dual-clutch six-speed Powershift automatic with sports mode"となっていて
6速MTが選べることがわかります。
T5は、海外でもMTの設定が見当たらないので、存在しないのかな? 残念!
そんな上級グレードでなくても、MTじゃなkてもV40 T4はとてもイイ車だと思います。
スタイリングにピンときたら、実車をみて体験してみましょう~。
そして、その内容と価格に改めて驚かされると思います。
ちなみに、ディーラーさんからはプロモーションDVDをいただきました。右端のヤツがそれ。
日本向けにかなり編集しているみたいで、見るならYoutubeにも載っているこっちの方がいいかも!